まぐろ漁船日記④(2000年当時)

ちなみにトイレはありません。
お風呂も、もちろんありません。

トイレは船尾に篭みたいなものが

ポチョっと付いてあり
そこで用を足します。
屋根はないので
雨の日は傘をさしながらします。

なかなか大変です。

でも慣れれば

どうってことありません。

お風呂はたまに海水で頭を洗った後、

タンクに貯蔵した、貴重な真水で濯ぎます。
でもそれも
節水の為、あまり使うことはできません。

大きさは19t

船としては小さい方です。

ただ気になるのは

私を含め
船員が船長・機関長・私の
3人しか居ないんです・・

和歌山でおじいさんが
一人合流しました

それでも、まだ4人です。

後で聞いた話なんですが
19tの船を動かす船員数は
平均6~8人

実は

船長と機関長(二人は兄弟)
の余りの理不尽・我儘さに
船員さんは皆

辞めた後、だったんです。

そんな事は
露ほど知らず
のん気な私は

少し良くなった体で
マスクをして
夜、港近くのコンビにへ
行ったんですが

近くでたまたま
空巣があったらしく

帰りに警察にとめられ
住所は大阪(ここは和歌山)。
家は船だと答えると
ますます怪しまれ

結局、病弱した体にムチ打って
事情聴衆を受けることになったのでした・・。

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