14年

2022.4.1

お陰様で
4.1をもって、B.B.Bは14周年を迎えました。

まあ、毎年イベントなどやってないので
特に特別なことはなく
私自身も、実は忘れて呑みに出てたのですが!(汗)

名前の由来

2008.4.1

知り合いのやっていたBARを引き継ぎ
店をオープンさせました。

名前も変えようと思っていたのですが
忙しさに追われ、時間の余裕もなく
そのままの名前でいきました。

B.B.Bの由来は

血液型がB型の人が3人でやってたから。
B.B.B

そして、引き継いだ私もB型。

当初の営業時間

はじめた当初は、年中無休でやってました。

365日。

それを8年くらい続けたと思います。

休みたくなかったと言えば、嘘になるのですが
当時は結婚したてで
インディーレスラーの安いギャラと
軌道に乗ってないBARで

少しでも家庭の為にお金を稼がないと
という思いでいっぱいでした。

消えない看板

それと、個人的にもう一つの理由がありました。

もともと、BARをはしご酒するのが好きな私だったのですが
理想とするBARの形に
何があっても、毎日看板が点いているいる店。

というのがあったのです。

人間、人生において
嬉しい時や、悲しい時
幸せなこともあれば、辛いこともあります。

率直に言うならば

嬉しい時、幸せなときは
どこへ行っても楽しいのだから問題はない。
行く店はごまんとあります。

でも、悲しい時、辛いときに居られる場所
いつ行っても開いている。
そんな場所を作りたかったのです。

そして、いつでも行ける
そう思えば、心の支えになると思いました。

故郷も、帰れないから恋しくなるのであり
珍味も、食べれないから欲しくなります

でも、いつでも帰れる、いつでも食べれると思えば
そこまでは思わなくなるものです。

だから、何か辛いことがあった時でも
いつでも行ける場所があると思ってほしかったんですね。

離婚、再婚を機に

しかし、一度目の離婚をし
「家庭を顧みない」と裁判で主張され、子供に会えなくなった時

新しい家庭で、同じ過ちは繰り返さないと思い
家庭への時間を作る為に
定休日を設けました。

今は、毎週月曜日が定休日です。

まあ、また離婚したから
意味ないんですけどね。

朝のトレーニング

結婚している時は

店終わりの5時から家に帰ると
嫁と子供を起こしてしまうので

仕事が終わりの酒が入った状態で
毎日トレーニングしてました。
家族が起きる頃を見計らって帰ります。

今思えば、若くて元気だからできたんですね。

産まれた命

B.B.Bでは、嬉しいことに
二組の夫婦ができ、子供も生まれました。

わたしの二番目の嫁との出会いもあるので
5人の命が誕生するきっかけを作れたと思うなら

こんなしがないBARでも
やってて良かったのかなと
少し嬉しく。気が楽になります。

遺品

14年間、店をやっていると
様々な同業や店舗と仲良くなります。

廃業(辞めていく店)や、去っていく人も
そして、その人たちの思いを託されることも。

B.B.Bには、なくなった店の備品が
7店舗分あります。

自分の軌跡・足跡を残したいのか
はたまた、ただ片付けが面倒だっただけなのか
物をもらってほしいと言われます。

バイトの子には
荷物が多い・汚い・負のオーラが出てる..などと
散々に言われるのですが…

わたしは何故か

この要らない物に溢れた
湿っぽくて暗いけど
誰でも受け入れてくれそうな空間が

たまらなく好きです。

たまに思い出します
あの人たちは今どうしてるのかなと。

そして思います

私は、あなた達が去ったあの場所で
今も変わらず、生きていますよと。

移転

B.B.Bは、今までに2回移転をしています。

繁盛してるからではなく
離婚する度に、支払いが増えるので
もっと稼ぐために自分を追い込んで

倍に倍にと大きくしてきました。

今のB.B.Bは、当初の4倍位の大きさになってます。

無茶の理由~忘れるとき~

今でこそ、ただの酒クズになり果て
乱れているだけですが

当初は、計画的に演じることもありました。

悩んでるときや、自信を失っている人に
狂ったような破滅的な飲み方や
駄目人間を演じることによって

その一瞬だけでも
悩みを忘れられたり

自分より駄目な人間がいるのを見て
少しだけ気が楽になれば良いなと

思っていました。

今は本物になってしまいましたが。

末期癌の女性

病気が進行するにつれて
徐々に店に来店する機会は減っていきましたが

店に来なくても

人の話や
SNSで、嬉しそうにしていたそうです。

私にできる事は何もないけど
せめて、自分の失態が笑顔に変わるなら。

指の震え

最近、ついに指が震えるようになってきました。

心配になって
ベテランマスターに話すと…

「大丈夫ですよ。僕は10年前からです!」と

ある意味これも見方によっては
飲み屋の『勲章』なのかもしれないですね。

まあ、賛否両論ありそうですが。

まだまだ闘えそうです。

祝いのお酒

今回、周年の日を忘れ。飲み歩いてたのにも関わらず

何人かの人たちに祝ってもらえたのが
すごく嬉しかったです。

この場所を作ってくれて、ありがとう。
この場所を守ってくれて、ありがとう。

そう言ってもらえたみたいで。

嬉しかったです。

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