まぐろ漁船日記(2000年当時)

鮪漁船の時の
お話をチラリ

そうそうあれは、単純にお金を
稼ごうと思ったんですよ。

借金ある人がチャラになる位やから
借金無しでいったら
えらい儲かるんじゃないかと思ってね(かなり浅はか)

ネットで漁業組合のHPを見て

イカ
カツオ
まぐろ
延縄
底引網

色々あってね

やはりここは
一番儲かりそうな
まぐろを選択。

遠洋(一年位帰ってこんやつ)を
希望したんですが、あいにく遠洋は
船長・機関長といった主要部員以外は
インドネシア人を乗せるらしく

あえなく断られ
(日本人一人の給料で、インドネシア人6人雇える)
しかたなく「近海まぐろ」に行ったわけなんです。

当然リスクも計算します。

殺されるかもとかね。
保険かけられて、海に突き落とされるとか。

でもここは度胸一発
考え方を切り替えて

保険金より
価値のある男と思わせればいいんじゃないかと
思ったわけなんです。
使える男だと。

仮に保険金が一千万で
でもワシを手元におけば一千万以上の儲けができると
思わせれば、最悪殺されることはないかなと

今考えれば、かなり自信家で無鉄砲ですね。

若気のいたりです。

とまあ、そんな経緯で
テクテク宮城の気仙沼まで
出かけていったわけです。

でもね、行く前に
家の鍵を無くしてしまい

やむなく、開けっぱで
旅立ったんです。

結局帰ったのは
半年近く後でしたが
その間ずっと開けっぱで

これもまあ、今考えると
かなりの楽天家で危機管理の無さですね。

いうなれば

若気のいたりです。

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