【優しさ】限界のその先まで / 通院通信:第3回

よう!何でも物は試しだ!
どんなに頭、捻くり回してもよ、やってみなけりゃ物事は分からねぇよな!

なので、色んな通勤を試してみたんだ!

①徒歩②電車③タクシー とな!

グーグルマップによると、職場までの距離は約1km。

①徒歩

まずは、徒歩からだ!

気付いた事は。まず休憩する所がない。
まさに片道切符。目的地まで行くしかない!

疲れて地べたに座ろうもんなら
その時点で「事件」だしな。

そして、片足松葉杖は、正直なかなかキツかった。

途中コンビニにも寄ったんだが、自動じゃない扉を開けるのもひと苦労だ。。けど女性が助けてくれた。

あと、歩きスマホしてる人が突進してくるのが怖かったな。
眼鏡かけた細い兄ちゃんが、猛牛に見えたよ。

かかった時間は、40分!
【徒歩】40分

②地下鉄

お次は地下鉄。次の日にやってみた。

徒歩よりは、歩く距離も短いし、座れるから良いはず!

しかし誤算だった。大誤算だった。。

最初のつまづききは、家を出てポストを見るときさ、大量の請求書が届いていたんだよ。

債権回収?

なんだ、この物々しい郵便は??

理解できぬまま、宛先を見ると…

違う宛名。

よくよく見ると

隣のビルだった。間違えんなよ、郵便屋…。
こんな重要なもん。。

債権回収とあるから、

放っておく訳にもいかず(先方が困ったらあかんし)、届けるしかないのか‥

そして、ふと見ると

急角度な階段‥

一階の店舗に頼もうかとも考えたが、不審者全開なのでやめた。

なんとか、ポストに放り込み

あとは、下るだけ!

うん。急角度!

まあまあ角度が危ない。

なんで骨折してる時に限ってこんな事に。。今までこんな誤配なかったやんけ。。。

郵便屋・・。

途中で休憩して。

なんとかクリアしたぜ。

でも、正直言おう。この時点で、体力の30%は消耗していたと。

そして駅に着いたものの

まず、地下に降りるエレベーターが、見つからない。

焦りながら探すと

まあまあ、離れた所にあった。足が悪い人が最も必要とするのに、離れてるって。。

そこに作るんかい!
ようやく見つけた

何とか到着したものの、正直に言おう。すでに体力の50%は消耗していたと。

なんやかんやで、到着してからも。エレベーターの位置を探したり・間違えたり。地上にで出るエレベーターを探したり・間違えたり。

なかなかの手間だった。

でもな。エレベーターがあるだけましで。

これ。エレベーターの無い時代やったらエレい事だよな。そういう意味では恵まれている。エレ。

そして、ホームから電車に乗るも、少し混んでる。席の空きはない。

電車の出停車の揺れにも弱いし、手すりポジションが埋まってたら即死である。

席を譲ってくれようとした人が居てくれたが、2駅しか乗らないので、御礼を言って遠慮した。

これも、女性だった。基本、女性が助けてくれる率が多い。やはり、母性だろうか‥?

そして、トータルかかった時間は【60分】。

まさかの徒歩より遅かった。。

でもまあ、慣れたらもう少しは早くなるんだろうな。

席を譲られると分かって、電車に乗るのも嫌だし。これなら徒歩の方が気を使わなくていいと思ったよ。

前日の疲れからか、手も足も痛かった。

そして正直に言おう、すでに体力は尽きていたと。

③タクシー

帰りはタクシーを使った。雨も降ってたしな。

ここで問題だ。

傘をさしたら松葉杖で歩けない。
松葉杖で歩いたら、傘がさせない。

そこで考えたのが、タクシーを待つ場所まで濡れて行って、そこで傘をさして待つ。

松葉杖だと、片手あげるの(乗車合図)も大変だ。
(ちなみに、店の近くはタクシー配車アプリでも、呼べない区域らしい。)

なんとか、停めて乗るときに、女性が傘で濡れないように庇ってくれた。
や、やさしい。。

家の前で降りると、段差と障害物の為か、偶然いた男性が、「お手伝いしましょうか!?」と。

みんな優しい。

そして、正直に言おう。私は人の優しさに感動していたと。

家を出てから帰るまで、4回もの人の優しさに触れて。

なんだかんだで
世の中捨てたもんじゃないと思った。

という訳で、もし人間ひと(世の中)が信じられなくなったり、悲しみに打ちひしがれた時には

独り松葉杖で歩いてみる事をお薦めしたい。

貸すよ!松葉杖!!

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